
人間は往々にして大きな矛盾を孕んでいるのだ。
決して二元論で語ることはできない、様々な側面を併せ持っている複雑な生命体なのだ。
陰キャ・陽キャで切り分けることも、善人・悪人で切り分けることもできない。
MBTIの診断では陰キャか、陽キャかのような質問があるが、それはその時の場、状況や気分、いる人たちとの関係性、立場など様々な要因によって変わってくる。
陰キャと陽キャの側面を程度は違うにしても誰もが併せ持っているのではないだろうか。
もちろん、MBTI診断に対してそのようなことを言ってしまえば元も子もないのだが。(笑)
かの有名なロベスピエールは基本的人権を確立させた、人類史上において重要な歴史的人物であるが、彼は人権を提唱しながら反対派を次から次へと粛清していった。
同じジャコバン派に対しても容赦なかった。
人権を唱えていたロベスピエールは、反対派をどんどん酷いやり方で粛清していく恐怖政治を行った。
しかし彼がフランス革命の重要な一端を担った事により、結果的に基本的人権の恩恵をフランス革命以後の後世の人々が享受するようになった。
かの有名な社会契約論を確立させたルソーは下半身を若い女性の前で露出したり、女性関係が淫らだったりもした。
また、彼の教育論の名著である「エミール」は現代教育の原点となっている。
大人が価値観を押し付けるのではなく、子供の本来持っている能力を引き出すことを重視している。
しかしルソー本人は自分の子供を全員孤児院に送っている。
とても矛盾しているように見える。
かの有名なガンジーは、非暴力・不服従でインドを英国の支配から独立へと導いた類稀なる歴史上の偉人だ。
しかし彼は妻や息子には終始冷たく、ガンジーの家族はかなり悲惨とも言える状況になっていた。
Coten Radioでその様子が詳細に語られています。
人は根本的に矛盾しているものだ。
社会の最適化と個人の最適化も違う。
社会の最適化なのか、個人の最適化なのかで、全く相反することを述べても、それで良いと思う。
矛盾していて良いし、新しい情報や考え方をもとに、意見をどんどん変えていっても良い。
人の一側面だけを見て、評価することはできないし、全側面を知り得ることもない。
究極的には本当に客観的に他人を評価することはできないのだと思う。